こんにちは。DTM-playのDTMtarouです。
みなさん、三味線を始めてみたいけれど、あの独特な縦書きの楽譜を見て「これ、どうやって読むの?」と戸惑っていませんか。
あるいは、弾きたい曲があるのに楽譜が見つからなくて困っているかもしれませんね。私自身も最初は五線譜との違いに驚きましたし、特に「千本桜」のような現代曲を弾きたいと思ったときに、どこで楽譜を手に入れればいいのか悩んだ経験があります。
この記事では、そんな三味線初心者の方に向けて、独特な記号の意味や読み方のコツ、そして無料で使えるサイトのリスクや安全に購入できるおすすめの方法まで、私の体験談を交えてわかりやすく解説していきます。
- 独特な文化譜の数字が示す意味と指の位置関係
- スクイやハジキといった基本奏法の記号と弾き方
- ネット上の無料楽譜のリスクと安全な入手ルート
- 弾きたい曲をコンビニですぐに印刷できる便利な方法
初心者必見の三味線の楽譜の読み方
まずは、三味線の楽譜がなぜあのような形をしているのか、その基本的な読み方から見ていきましょう。五線譜に慣れていると最初は暗号のように見えるかもしれませんが、仕組みさえわかってしまえば、実はとても理にかなった表記法なんですよ。
文化譜の数字と勘所の位置関係
三味線の楽譜で最も一般的なのが「文化譜」と呼ばれる形式です。これ、実は五線譜とは決定的に違う考え方で作られているんです。
五線譜が「ドレミ(音の高さ)」を表しているのに対し、三味線の楽譜は「指で押さえる場所(勘所)」を表しています。 ギターのタブ譜(TAB譜)をご存知の方ならイメージしやすいかもしれませんね。
ここがポイント!
3本の縦線は、右から順に「一の糸(太い)」「二の糸(中)」「三の糸(細い)」を表しています。
線の上に書かれた数字(「4」や「6」など)は、棹(さお)のどの位置を押さえるかという指示です。例えば「4」と書いてあったら、「ド」の音を出すという意味ではなく、あくまで「4番という場所を押さえろ」という指示なんです。だから、事前のチューニング(調子)が変われば出る音も変わりますが、押さえる場所は変わりません。この「場所で覚える」感覚が掴めると、一気に楽譜が読みやすくなりますよ。
スクイやハジキなど奏法記号の意味
数字の横にちょこんと書かれている小さな記号たち。これらはただの飾りではなく、三味線らしい音色を出すための大切な「動作指示」なんです。
特によく出てくるのが、右手の撥(バチ)使いに関する記号です。
| 記号 | 読み方 | 動作の意味 |
|---|---|---|
| なし | 打ち | 上から下へ撥を叩きつける(基本の音) |
| ス / V | スクイ | 下から上へ撥を戻すときに弦を引っ掛ける |
| ハ | ハジキ | 左手の指で弦を弾いて音を出す |
「スクイ」はギターのアップストロークに近い感覚ですね。「ハジキ」は左手だけで音を出すので、少し弱いけれど余韻のある独特な音になります。これらの記号を見たら、音程だけでなく「どうやって音を出すか」を意識して指を動かす準備をするのが上達のコツかなと思います。
無料サイトの楽譜を利用する注意点
ネットで「楽譜 三味線 無料」と検索すると、MuseScoreなどの投稿サイトがヒットすることがあります。「タダならラッキー!」と思うかもしれませんが、ここには少し注意が必要です。
初心者が陥りやすい罠
無料サイトの楽譜は、三味線用と書かれていても「五線譜」で表記されていることが多々あります。
先ほどお話しした通り、三味線には「スクイ」や「ハジキ」といった特有の奏法があります。しかし、五線譜だけの楽譜だとこれらの指示が抜け落ちてしまっていることが多いんです。結果として、音程は合っているのに「なんだか三味線っぽくない演奏」になってしまう可能性があります。特に初心者のうちは、しっかりと奏法記号が書かれた三味線専用の楽譜(文化譜など)を選ぶのが無難かなと思います。
五線譜を三味線用に変換するツール
「弾きたい曲があるのに、三味線の楽譜が売っていない!」という悩み、ありますよね。そんな時に便利なのが、テクノロジーの力です。
例えば「和楽一筋」というアプリやツールを使うと、パソコン上の音楽データ(MusicXMLやMIDI)を読み込んで、自動的に三味線の縦書き譜(文化譜など)に変換してくれるんです。これは画期的ですよね。
変換のコツ
自動変換だと指使いが不自然になることもあるので、変換後に少し手直しが必要な場合もありますが、ゼロから楽譜を作るよりはずっと楽です。
五線譜の読み書きができるDTMユーザーなら、MuseScoreで作ったメロディをこのツールで三味線譜にして、オリジナルの演奏を楽しむなんて使い方も面白いかもしれません。
千本桜など人気曲の難易度と選び方
最近は和楽器バンドなどの影響で、「千本桜」や「紅蓮華」といったアニソン・ボカロ曲を三味線で弾きたいという人が増えていますね。私もその一人です。
ただ、これらの曲はやっぱりテンポが速くて難しい!特に「千本桜」は、細かいスクイや速弾きの連続なので、いきなり挑戦すると挫折してしまうかも。
もしこれらの曲に挑戦するなら、楽譜を選ぶ際に「難易度」をしっかり確認することをおすすめします。「初級」「中級」とレベル分けされている楽譜サイトなら、自分の実力に合ったアレンジを選べるので安心です。最初は簡単なアレンジで曲の雰囲気を楽しんで、慣れてきたら原曲に近い難しいバージョンに挑戦するのが良いステップアップかなと思います。
ネットで三味線の楽譜を入手する方法
では、実際に信頼できる楽譜はどこで手に入れればいいのでしょうか。昔なら専門の書店に行くしかありませんでしたが、今はネットで1曲から購入して、すぐに手に入れることができます。
アット・エリーゼの配信曲の特徴
まず有名なのが「アット・エリーゼ」というサイトです。ここは国内最大級の楽譜配信サイトだけあって、在庫数がものすごいです。
特に三味線に関しては、演歌や懐メロ、民謡といった伝統的なジャンルに強い印象があります。「哀愁列車」のような渋い曲を探しているなら、まずここをチェックしてみると良いでしょう。自宅にプリンターがなくても、コンビニのコピー機で印刷できるサービスがあるので便利ですよ。
ぷりんと楽譜での購入がおすすめ
私が個人的に一番おすすめしたいのが、ヤマハが運営している「ぷりんと楽譜」です。
おすすめの理由はなんといっても、その見やすさと信頼性です。大手ヤマハが作っているだけあって、楽譜のレイアウトが非常に綺麗で読みやすいんです。また、J-POPや最新のアニメ曲、ボカロ曲のラインナップが非常に充実しています。「和楽器バンドのあの曲が弾きたい!」と思った時に、しっかりとアレンジされた楽譜が見つかる確率が高いのはこちらかなと思います。
欲しい曲をコンビニですぐに印刷
「ぷりんと楽譜」の最大の魅力は、その名の通り「欲しい時にすぐ印刷できる」ことです。
- サイトで弾きたい曲を検索して購入手続きをする。
- 発行された番号を持ってコンビニ(セブンイレブンなど)に行く。
- マルチコピー機に番号を入力して印刷!
たったこれだけです。通販で本が届くのを待つ必要もありませんし、1曲数百円から購入できるので、アルバム1冊買うほどでもないな…という時にすごく助かります。
自分のレベルに合った難易度を選ぶ
楽譜を購入する際、どうしても「原曲通りにかっこよく弾きたい!」と思って難しい楽譜を選びがちですが、ちょっと待ってください。
ぷりんと楽譜などのサイトでは、同じ曲でも「初級」「中級」「上級」といった具合にレベル分けされて販売されていることがあります。初心者のうちは、無理せず「初級」を選ぶのが挫折しないコツです。
初級アレンジの良いところ
難しい「スクイ」や速いパッセージが簡略化されていて、まずは曲のメロディを弾く楽しさを味わえます。
まずは一曲通して弾けるようになる達成感を味わってから、徐々にレベルを上げていくのが、長く三味線を楽しむ秘訣だと私は思います。
最高の三味線の楽譜で練習しよう
三味線の世界は、楽譜が読めるようになると一気に広がります。最初は難解に見えた記号も、意味がわかれば演奏を助けてくれる強力な道しるべになります。
無料の楽譜も便利ですが、やはりプロが監修した有料の楽譜は、運指(指使い)に無理がなく、三味線本来の響きを楽しめるように工夫されています。特に「ぷりんと楽譜」なら、欲しいその瞬間に手に入りますし、レベルに合わせた選択も可能です。
ぜひ、あなたにぴったりの楽譜を見つけて、三味線の音色を楽しんでくださいね!



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