作曲を始めたいけれど、どのキーボードを選べば良いのか分からず、悩んでいませんか?作曲用のキーボードといっても種類は様々で、DTMでMIDIキーボードは必要ですか?という疑問や、MIDIキーボードは単体で音が出る?といった基本的な質問を抱えている方も多いでしょう。
また、既に持っている電子ピアノで作曲はできますか?と考える方や、それをmidiキーボードのピアノ代わりとして使えないか模索している方もいるかもしれません。
midiキーボードと電子ピアノの違いを理解し、自分のやり方に合った機材を選ぶことが、上達への第一歩です。
この記事では、作曲キーボードの打ち込み方法や、midiキーボード初心者に向けた選び方のポイント、さらにはMIDIキーボードにMIDI端子がなくても使えるのかといった具体的な疑問にもお答えします。おすすめの作曲キーボードやmidiキーボードも紹介しながら、あなたの音楽制作をサポートする最適な一台を見つけるお手伝いをします。
- MIDIキーボードと電子ピアノの根本的な違いが分かる
- DTMにおけるMIDIキーボードの必要性と役割を理解できる
- 初心者でも失敗しない作曲用キーボードの選び方が身につく
- 具体的なおすすめモデルから自分に合った一台を見つけられる
作曲キーボードの基本とよくある質問
- DTMでMIDIキーボードは必要ですか?
- midiキーボードと電子ピアノの違いとは
- MIDIキーボードは単体で音が出る?
- 電子ピアノで作曲はできますか?
- MIDIキーボードにMIDI端子がなくても使える?
DTMでMIDIキーボードは必要ですか?
結論から言うと、DTMでの作曲活動においてMIDIキーボードはほぼ必須のアイテムと言えます。
なぜなら、マウスで一音ずつ打ち込む「ポチポチ入力」に比べて、キーボードを使えばメロディーやコードを直感的かつスピーディーに入力できるからです。頭に浮かんだフレーズをすぐに形にできるため、制作の効率が飛躍的に向上するでしょう。特に、ピアノのように和音を弾きながらメロディーを考える場合、MIDIキーボードがなければ作業は非常に困難になります。
人間らしい「揺らぎ」を表現できる
MIDIキーボードを使う最大のメリットの一つが、演奏のタイミングや強弱(ベロシティ)をそのまま記録できる点です。例えば、少しだけタイミングをずらして弾く「タメ」や、和音を僅かにずらして弾く「アルペジオ」のような人間らしいニュアンスは、マウスでの再現が非常に難しいもの。MIDIキーボードなら、実際に弾いた演奏がそのままデータになるため、機械的ではない、生きたグルーヴ感を生み出せます。
「自分はピアノが弾けないから…」と躊躇する必要は全くありませんよ。指一本でメロディーを確認するだけでも、マウス操作とは比べ物にならないほど快適です。作曲のプロセスそのものを楽しむためにも、ぜひ導入を検討してみてください。
もちろん、マウス入力だけで素晴らしい楽曲を作るクリエイターもいますが、これから作曲を始める初心者の方であれば、まずはMIDIキーボードを手元に置くことを強くおすすめします。
midiキーボードと電子ピアノの違いとは
「MIDIキーボード」と「電子ピアノ」は、見た目が似ているため混同されがちですが、その役割と機能は全く異なります。どちらも作曲に使えますが、それぞれの特性を理解し、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。
主な違いは、「単体で音が出るか」と「鍵盤のタッチ」の2点にあります。
MIDIキーボードは音源を内蔵しておらず、パソコンのDAWソフトなど外部の音源を鳴らすための「コントローラー(入力装置)」です。一方、電子ピアノは本体に音源とスピーカーを内蔵しており、単体でピアノの音を鳴らせる「楽器」となります。
ここでは、両者の違いをより分かりやすく表にまとめました。
| 項目 | MIDIキーボード | 電子ピアノ |
|---|---|---|
| 音源の有無 | なし(外部音源が必要) | あり(単体で音が出る) |
| 主な用途 | DAWソフトへの入力、音源操作 | ピアノ演奏、練習 |
| 鍵盤のタッチ | 軽いものが主流(ライトウェイト) | ピアノに近い重いものが主流(ハンマーアクション) |
| サイズ・重量 | コンパクトで軽量なモデルが多い | 大型で重いモデルが多い |
| 価格帯 | 比較的安価(数千円~) | 比較的高価(数万円~) |
| 機能性 | パッドやツマミなど作曲に便利な機能が豊富 | ピアノ演奏に特化した機能が中心 |
まとめ:どちらを選ぶべき?
- DTMでの作曲がメインなら「MIDIキーボード」:省スペースで多機能、コストパフォーマンスに優れています。
- ピアノの練習も本格的にしたいなら「電子ピアノ」:ピアノに近いタッチで演奏でき、作曲にも流用可能です。
このように、どちらが良い・悪いということではなく、あなたの主な目的によって最適な選択は変わります。作曲の利便性を最優先するならMIDIキーボード、ピアノ演奏の質も求めるなら(USB-MIDI対応の)電子ピアノ、という視点で考えると分かりやすいでしょう。
MIDIキーボードは単体で音が出る?
前述の通り、MIDIキーボードは単体では音が出ません。
この点を理解しておくことは、機材選びで失敗しないための非常に重要なポイントです。MIDIキーボードは、あくまで「MIDI」という演奏情報をパソコンや音源モジュールに送信するための「コントローラー」です。キーボードを弾くと、「どの鍵盤を」「どれくらいの強さで」「どれくらいの時間」押したか、という情報がデータとして送られます。
そして、その情報を受け取ったパソコンのDAWソフトやバーチャルインストゥルメントが、指定された音色(ピアノ、シンセ、ドラムなど)を生成してスピーカーやヘッドホンから出力する、という仕組みになっています。
音を出すために必要なもの
- MIDIキーボード本体
- パソコン(またはスマホ・タブレット)
- DAWソフトや音源アプリ
- USBケーブル(接続用)
- ヘッドホンやスピーカー
これらの機材を接続して初めて、MIDIキーボードで演奏した音を聞くことができます。
購入時の注意点
「キーボード」という名前から、買ってすぐにピアノのように弾けると勘違いしてしまうケースが少なくありません。MIDIキーボードはパソコンと連携させて使うことが前提の機材である、ということを覚えておきましょう。もし、一台で完結する鍵盤楽器が欲しい場合は、電子ピアノやシンセサイザーを選ぶ必要があります。
電子ピアノで作曲はできますか?
はい、電子ピアノでも作曲することは可能です。
ただし、そのためにはお持ちの電子ピアノが「USB-MIDI対応」である必要があります。これは、電子ピアノの演奏情報をMIDIデータとしてパソコンに送るための機能です。多くの現行モデルには、パソコンと接続するためのUSB端子(通常はUSB Type-B)が搭載されています。
お持ちの電子ピアノの確認方法
本体の背面や側面に四角い形状のUSB端子(プリンターなどで使われるものと同じ形)があるか確認してみてください。また、メーカーの公式サイトや取扱説明書のスペック表に「USB to HOST」や「USB-MIDI対応」といった記載があれば、MIDIキーボードとして使用できます。
電子ピアノを作曲に使うメリット・デメリット
電子ピアノをMIDIキーボード代わりに使うことには、良い点と注意すべき点の両方があります。
メリット:
- 本格的な鍵盤タッチ:88鍵のハンマーアクション鍵盤で演奏できるため、ピアノ曲の打ち込みやリアルな演奏表現に非常に有利です。
- 機材の節約:既に電子ピアノを持っていれば、新たにMIDIキーボードを購入する必要がなく、コストを抑えられます。
デメリット:
- 設置スペース:サイズが大きいため、デスク周りに置くのは困難です。広い設置場所が必要になります。
- 操作子の不足:ピッチベンドやモジュレーションホイール、各種ツマミやパッドといった、シンセサイザーの音作りやDAW操作に便利なコントローラーが付いていない場合がほとんどです。
ピアノがメインの楽曲を作る方や、鍵盤の演奏性を最重要視する方にとっては、電子ピアノは素晴らしい選択肢となります。一方で、様々な音色を細かくエディットしたり、効率的に打ち込みたい場合は、専用のMIDIキーボードの方が便利かもしれませんね。
MIDIキーボードにMIDI端子がなくても使える?
はい、問題なく使えます。むしろ、現在のDTM環境ではMIDI端子がないMIDIキーボードが主流です。
かつては、MIDIキーボードと音源モジュール(ハードウェアシンセなど)を接続するために、丸い5ピンの「MIDI端子」が必須でした。しかし、コンピューターミュージックが主流となった現代では、USBケーブル1本でパソコンと接続し、MIDI情報の送受信と電源供給の両方を行うのが一般的です。
接続方式の主流は「USB-MIDI」
現在市販されているほとんどのMIDIキーボードは「USB-MIDI」に対応しています。これにより、特別な設定や追加の機材なしで、USBケーブルでパソコンに繋ぐだけでDAWソフトから認識され、すぐに使用を開始できます。この手軽さが、USB-MIDIの最大のメリットです。
MIDI端子が必要になるケースは?
では、どのような場合にMIDI端子が必要になるのでしょうか。主に、以下のようなケースが考えられます。
- ハードウェア音源の利用:パソコンを使わず、外部のシンセサイザーや音源モジュールを鳴らしたい場合。
- 古い機材との接続:USB端子を持たない古いMIDI機器と連携させたい場合。
初心者の方はUSB接続だけで十分
これからDTMを始める初心者の方であれば、基本的にUSB接続のみのモデルを選べば問題ありません。ハードウェアシンセなど、外部機器との連携を将来的に考えている場合にのみ、MIDI端子の有無をチェックすると良いでしょう。多くの多機能なモデルには、USB端子とMIDI端子の両方が搭載されています。
最近では、さらに進んだ規格として「Bluetooth MIDI」も登場しており、ワイヤレスで接続できるモデルも増えてきています。ケーブルの煩わしさから解放されるため、特にスマホやタブレットでの音楽制作において注目されている技術です。
自分に合う作曲キーボードの選び方と使い方
- midiキーボード初心者向けの選び方
- キーボードでの作曲のやり方を解説
- 作曲キーボードでの打ち込みのコツ
- おすすめの作曲キーボードを紹介
- midiキーボードはピアノ代わりになる?
midiキーボード初心者向けの選び方
初心者がMIDIキーボードを選ぶ際に押さえておきたいポイントは、主に「鍵盤数」「鍵盤のサイズとタッチ」「付加機能」の3つです。
1. 鍵盤数で選ぶ
MIDIキーボードには25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵といった様々な鍵盤数のモデルがあります。用途によって最適な鍵盤数は異なります。
- 25鍵:非常にコンパクトでデスクに置きやすいのが魅力。簡単なメロディー入力やドラムの打ち込みには十分ですが、両手での演奏や、広い音域を使うフレーズには不向きです。すぐに物足りなくなる可能性もあります。
- 49鍵・61鍵:初心者には最もおすすめの鍵盤数です。4オクターブ(49鍵)から5オクターブ(61鍵)の音域があり、両手での演奏や多くの楽曲に対応できます。作曲から演奏練習まで幅広くカバーできる、バランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
- 88鍵:ピアノと同じ鍵盤数。ピアノ曲の打ち込みや本格的な演奏をしたい方向けです。サイズが大きく高価になりますが、演奏性は最も高いです。
2. 鍵盤のサイズとタッチで選ぶ
鍵盤の大きさや重さも演奏感に大きく影響します。
- ミニ鍵盤:コンパクトなモデルに採用されています。持ち運びには便利ですが、鍵盤が小さいため本格的な演奏には慣れが必要です。
- フルサイズ鍵盤:ピアノと同じ大きさの鍵盤。演奏しやすく、鍵盤経験者にはこちらがおすすめです。
- 鍵盤のタッチ(重さ):シンセのような軽い「ライトウェイト」から、ピアノに近い「ハンマーアクション」まで様々。DTMでは様々な楽器を演奏するため、比較的軽いタッチのものが扱いやすい傾向にあります。
3. 付加機能(コントローラー)の有無で選ぶ
鍵盤以外に、音作りやDAW操作を便利にするためのツマミ、フェーダー、パッドなどが搭載されているモデルがあります。
これらのコントローラーがあると、マウスを使わずにソフトシンセの音色を変化させたり、各トラックの音量バランスを直感的に調整したりできます。必須ではありませんが、あると制作の幅が格段に広がる便利な機能です。
迷ったら、まずは「フルサイズの49鍵盤モデル」を基準に考えてみるのが良いと思います。大きすぎず、小さすぎず、ほとんどの作曲作業を快適に行える万能な選択肢ですよ!
キーボードでの作曲のやり方を解説
MIDIキーボードを使った作曲は、DAWソフト上で以下のステップで行うのが一般的です。
- DAWソフトでトラックを作成する
まず、DAWソフトを起動し、楽器を演奏させるための「インストゥルメントトラック」を新規作成します。 - 音源(バーチャルインストゥルメント)を選ぶ
作成したトラックに、鳴らしたい楽器の音源を読み込みます。ピアノ、ギター、ストリングス、シンセサイザーなど、DAWに付属しているものや別途購入した音源から好きなものを選びましょう。 - MIDIキーボードで演奏し、録音する
トラックの録音ボタンをオンにして、メトロノームに合わせてMIDIキーボードを演奏します。演奏した内容は「MIDIノート」としてDAW上に記録されます。 - 録音したMIDIデータを編集する
演奏にミスがあったり、タイミングを修正したい場合は、DAWのピアノロール画面でMIDIノートを直接編集します。音の長さや高さ、強弱などをマウスで細かく調整できるのがMIDIの大きな利点です。 - 様々な楽器パートを重ねていく
同じ手順でドラム、ベース、上モノ(メロディーや和音)といったように、異なる楽器のトラックを次々と重ねていき、楽曲全体を構築していきます。
キースイッチの活用
リアルな生楽器の音源などには、「キースイッチ」という機能が搭載されていることがあります。これは、鍵盤の特定のキー(通常は低音域)を押すことで、同じ楽器の奏法(例:ヴァイオリンのスタッカートとピチカート)を瞬時に切り替える機能です。この機能を活用する場合、49鍵以上の広い鍵盤数を持つキーボードが有利になります。
このように、MIDIキーボードは単に音を入力するだけでなく、演奏を通して楽曲の骨格を作り上げ、DAWの編集機能と組み合わせることで無限の音楽表現を可能にする、強力なツールなのです。
作曲キーボードでの打ち込みのコツ
MIDIキーボードを使った打ち込みを、より効率的で音楽的にするためのコツをいくつか紹介します。
1. クオンタイズ機能を活用する
クオンタイズとは、演奏したMIDIノートのタイミングを、設定した音符のグリッド(拍)に自動で合わせてくれる機能です。演奏が少しズレてしまっても、この機能を使えば簡単に正確なリズムに修正できます。
クオンタイズの掛けすぎに注意
ただし、クオンタイズを100%の強さで掛けてしまうと、全ての音が機械的に正確になりすぎて、人間らしいグルーヴ感が失われることがあります。最初は弱めに掛ける、または演奏のニュアンスを残したいパートには敢えて掛けない、といった使い分けが重要です。
2. ベロシティを意識して演奏・編集する
ベロシティは音の強弱をコントロールする非常に重要な要素です。同じメロディーでも、ベロシティに抑揚をつけるだけで、格段に表現力が豊かになります。演奏時に強弱を意識するのはもちろん、録音後にピアノロール画面でベロシティを丁寧に調整することで、楽曲のクオリティが大きく向上します。
3. ループ機能を使いこなす
DAWのループ(サイクル)機能を使えば、特定区間(例:4小節)を繰り返し再生しながら、次々と音を重ねて録音(オーバーダブ)できます。この方法なら、ドラムパターンやコード進行をループさせながら、しっくりくるメロディーやベースラインが見つかるまで、何度も試行錯誤することが可能です。
完璧な演奏で一発録りする必要は全くありません。まずは気軽に弾いてみて、後からDAWの機能で修正していく、という考え方で大丈夫です。MIDIキーボードとDAWの連携こそが、DTMの醍醐味ですからね!
おすすめの作曲キーボードを紹介
ここでは、インプットした情報を基に、初心者からプロまで幅広く支持されている定番・人気のおすすめMIDIキーボードをいくつか紹介します。
【ミニサイズ鍵盤】KORG / microKEYシリーズ
コンパクトなMIDIキーボード市場において、圧倒的な人気を誇る定番モデルです。シンプルなデザインと豊富な鍵盤数(25/37/49/61鍵)のラインナップが魅力。「Air」シリーズならBluetooth MIDIにも対応し、ワイヤレスで快適な制作環境を構築できます。手軽に始めたい方に最適な一台です。
【フルサイズ鍵盤】Roland / A-49
発売以来、常に売上の上位に位置する超定番モデル。迷ったらこれを選べば間違いないと言われるほど、多くのユーザーから信頼されています。Rolandの上位シンセサイザー譲りの弾きやすい鍵盤が特徴で、価格を超えた演奏感を提供します。しっかりとした弾き心地を求める初心者の方に特におすすめです。
【多機能モデル】Native Instruments / KOMPLETE KONTROL Aシリーズ
プロ御用達の音源メーカーが手掛けるMIDIキーボード。自社製の豊富な音源やDAWとの連携機能が非常に強力です。スケールから外れた音を鳴らさないようにする「スマートプレイ」機能など、鍵盤が苦手な人でもクリエイティブなフレーズを生み出せる支援機能が満載です。
【88鍵盤モデル】Roland / A-88mk2
ピアノタッチを求めるなら、このモデルが有力候補となります。定評のあるPHA-4スタンダード鍵盤を搭載し、本格的なピアノ演奏にも対応できる表現力が魅力。USB-C接続や将来的なMIDI2.0への対応も明言されており、長く使える一台です。
上記以外にも、AKAIの「MPK mini MK3」やNovationの「Launchkeyシリーズ」なども非常に人気があります。最終的には、ご自身の予算や設置スペース、そして「どんな機能が欲しいか」を基準に選ぶと良いでしょう。
midiキーボードはピアノ代わりになる?
結論として、MIDIキーボードがピアノの完全な代わりになるのは難しい、と言えます。
その最大の理由は、「鍵盤のタッチ」と「鍵盤数」にあります。多くのMIDIキーボードは、様々な楽器の入力を想定しているため、シンセサイザーのような軽い「ライトウェイト鍵盤」を採用しています。これは、ピアノの重い鍵盤(ハンマーアクション)とは打鍵感が大きく異なります。
また、88鍵モデルでない限り、ピアノ曲を演奏するには鍵盤数が足りません。そのため、ピアノの練習や、ピアノ特有の繊細なタッチ(ピアニッシモからフォルテッシモまで)の表現を習得する目的には、MIDIキーボードは不向きです。
あくまで「作曲のためのツール」
MIDIキーボードは、ピアノ演奏の上達を目指す「練習用楽器」というよりは、DAWと連携して様々な音色を効率よく入力するための「作曲用コントローラー」という側面が強い機材です。ピアノの音色を選んで演奏することはできますが、その弾き心地は本物のピアノとは異なります。
もし「ピアノの練習」と「DTMでの作曲」の両方を本格的にやりたいのであれば、先ほども触れたように、USB-MIDIに対応した88鍵の電子ピアノを選ぶのが最も合理的な選択かもしれませんね。
作曲におけるメロディーやコードの確認、簡単な演奏といった用途であれば、MIDIキーボードは十分にその役割を果たしてくれます。しかし、「ピアノの代わり」として過度な期待はせず、その特性を理解した上で活用することが大切です。
最適な作曲キーボードを見つけよう
この記事では、作曲に使うキーボードの基本から、具体的な選び方、おすすめモデルまでを解説しました。最後に、重要なポイントをリストで振り返ってみましょう。
- DTMでの作曲にMIDIキーボードはほぼ必須のアイテム
- マウス入力に比べ直感的でスピーディーに制作できる
- MIDIキーボードは単体で音が出ずPCやDAWが必要
- 電子ピアノでもUSB-MIDI対応なら作曲に使える
- 現在の主流はUSBケーブル1本で接続するタイプ
- 初心者には49鍵または61鍵のモデルがおすすめ
- 鍵盤数やサイズ、タッチで演奏感が大きく変わる
- ツマミやパッドなどの付加機能があると制作の幅が広がる
- クオンタイズ機能は演奏のタイミング修正に便利
- ベロシティの調整で楽曲の表現力が向上する
- KORGのmicroKEYはコンパクトモデルの定番
- RolandのA-49は弾きやすさに定評がある人気モデル
- 鍵盤が苦手ならスマートプレイ機能付きも選択肢になる
- MIDIキーボードがピアノの完全な代わりになるのは難しい
- 目的を明確にすることが最適な一台を見つける鍵














































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