こんにちは。
DTM-playのDTMtarouです。
Cubaseで曲作りを進めていると、いつの間にかトラック数が増えてしまい、画面の整理や見やすい表示の維持が大変になることがありますよね。
色分けして目的の楽器を見つけやすくしたり、複数のルーティングをフォルダでまとめたり、ミキサー画面でミックス用の信号を結合したりと、色や管理方法に悩む方も多いと思います。
今回は、そんなごちゃごちゃした画面をスッキリさせて、作業効率を劇的にアップさせるための設定やテクニックをご紹介します。
- 自動で色が割り当てられる設定を解除して画面をリセットする方法
- フォルダートラックを活用して大量のトラックを階層化する手順
- グループチャンネルとVCAフェーダーを使った音の論理的なまとめ方
- 曲作りのモチベーションを高めるための綺麗なプロジェクト管理術
Cubaseトラックの色分けや色、結合でまとめる
Cubaseでの制作をスムーズに進めるためには、まずは見た目の整理と論理的なグループ化が欠かせませんね。
ここでは、視覚的な色分けから、フォルダートラックを使った階層化、そしてミキサー画面での信号の結合まで、具体的なテクニックを順番に解説していきます。
環境設定で自動設定を解除
Cubaseは、新しくトラックを作ると勝手に違う色が割り当てられる仕様になっています。
これは一見便利そうですが、ドラムやギターなど同じ種類の楽器にバラバラの色がついてしまうと、後から見返すときに非常にわかりにくくなってしまうんですよね。
まずはこの自動色分け機能をオフにして、すべてのトラックがグレーで統一されるように設定を変更しましょう。
上部のファイルメニュー(MacならCubaseメニュー)から環境設定を開きます。
編集操作の項目にあるプロジェクト/ミキサーへと進んでください。
そこで、トラック表示色の自動設定を「標準のイベント表示色を使用」に変更します。
これで、新規トラックはすべてグレーになり、自分で意図的に色を塗っていくための綺麗なキャンバスが出来上がります。
カラーパレットで視認性を向上
グレーに統一されたトラックに、今度は自分のルールで色をつけていきます。
カラーパレットを使って、楽器ごとに意味を持たせた色を割り当てるのがおすすめですね。
例えば、低音を支えるベースやキックドラムには暖色の赤やオレンジを塗ってみましょう。
空間を広げるシンセサイザーやリバーブには、寒色系の青や紫が合っているかも。
そして、曲の主役になるボーカルトラックには、パッと見てすぐにわかる明るい黄色や緑を使うと便利です。
このように色分けのルールを作っておくと、100トラックを超えるような大作でも、直感的に目的のパートを見つけ出せるようになります。
視覚的なストレスが減ることで、長時間のミックス作業でも耳と頭の疲れをかなり軽減できますよ。
フォルダートラックで階層化
トラックの色分けができたら、次は物理的に画面をスッキリさせるためにフォルダートラックを活用します。
パソコンのフォルダと同じように、複数の関連するトラックをひとまとめにする機能ですね。
ドラムのマルチマイク録音や、何重にも重ねたコーラスなどをフォルダに入れると、画面のスクロール量をグッと減らすことができます。
使い方は簡単で、フォルダートラックを追加したら、まとめたいトラックを選択してドラッグ&ドロップするだけです。
緑の矢印アイコンが出たところでドロップすれば、綺麗に格納されます。
作業中は必要なフォルダだけを開いておき、終わったパートのフォルダは閉じておくことで、今集中すべきトラックだけにフォーカスできる環境が作れます。
ミュートとソロを統括管理
フォルダートラックは、ただトラックを収納するだけの箱ではありません。
フォルダのヘッダーにあるミュート(M)やソロ(S)のボタンを押すと、中に入っているすべてのトラックに一括で適用されるんです。
何十トラックもあるバックコーラスを一瞬で消してメインボーカルだけを確認したり、リズム隊だけをソロにしてノイズをチェックしたりするのに大活躍しますね。
一つ一つのトラックのボタンをポチポチ押していく手間が省けるので、作業スピードが圧倒的に変わります。
また、フォルダ自体にも色を設定できるので、閉じた状態でも何の楽器群が入っているのかすぐに把握できるようになります。
色を反映させるには、設定後に一度フォルダを開け閉めする必要があるので、そこだけ少し注意してみてください。
グループチャンネルのサミング
ここからは、音そのものをまとめる機能についてお話しします。
複数の音声をひとつのチャンネルに合流させるのが、グループチャンネルという機能です。
一般的にはサブグループと呼ばれたりもしますね。
例えば、バラバラに録音したドラムの音を、すべてこのグループチャンネルに送って出力させます。
こうすることで、まとまったドラム全体の音に対して、コンプレッサーやイコライザーを一度にかけることができるようになります。
別々の音に接着剤を塗るように馴染ませる「バスコンプ」と呼ばれるテクニックには、このグループチャンネルが必須になりますね。
ステムデータを書き出す際にも使うので、ミックスダウンの要となる非常に重要なルーティング設定です。
VCAフェーダーの相対操作
グループチャンネルと似ていますが、全く違う動きをするのがVCAフェーダーです。
こちらは、音声信号そのものを合流させるわけではなく、複数のトラックの音量をリモートコントロールする機能になります。
VCAグループにトラックを割り当てると、元のボリュームバランスを崩さずに、VCAフェーダーの上げ下げだけで全体の音量を調整できます。
別々の場所に音を出力しているアコースティックギターの複数マイク録音などで、ルーティングを変えずに全体の音量だけを少し下げたい、といった時に威力を発揮しますね。
リバーブへの送り量(センド)も自然に保たれるので、空間の響きが変わってしまう心配もありません。
音を混ぜてエフェクトをかけたい時はグループ、バランスを保ったまま音量だけを操作したい時はVCA、と使い分けるのがプロのミックスへの近道です。
のりツールによる論理的な接着
画面上の細切れになったデータをまとめる時に便利なのが、のりツールです。
録音や編集を繰り返していると、オーディオやMIDIのイベントが細かく分割されてしまいますよね。
のりツールを使えば、これらをクリックするだけで見た目上ひとつのブロックとしてくっつけることができます。
あくまで作業画面上での結合なので、元のオーディオファイル自体が書き換えられるわけではありません。
サビのフレーズを丸ごとコピーして別の場所に貼り付けたい時など、移動やコピーの操作がとても楽になります。
アレンジ作業中の散らかった画面をサクッと整理したい時に、どんどん活用してみてください。
Cubaseのトラックを色分けし色と結合でまとめる
ここまでは見た目の整理やミキサーでの操作について解説してきましたが、データの裏側や楽曲制作全体に与える影響も無視できません。
物理的なファイルの結合や、不要なデータの削除といった踏み込んだ管理方法をマスターして、DTMの環境をさらに快適にしていきましょう。
バウンスで物理ファイルを結合
のりツールが見た目だけの接着だったのに対し、バウンスは実際に新しいオーディオファイルを作り出す機能です。
ボーカルのテイクを切り貼りして最高のワンフレーズを作った後など、これ以上編集しないというタイミングでバウンスを行います。
細かく切られたデータを選択して「選択範囲から独立したファイルを作成」を実行すると、ひと繋がりの綺麗なファイルとしてパソコンのハードディスクに保存されます。
パソコンの処理負担も軽くなりますし、予期せぬノイズなどのトラブルを防ぐ効果もありますね。
プロジェクトをすっきりと安定させるために、区切りの良いところで積極的にバウンスをしておくことをおすすめします。
プール機能で不要データを整理
色分けやフォルダ分けで画面が綺麗になっても、裏側に不要なデータが溜まっているとパソコンの容量を圧迫してしまいます。
Cubaseには、プロジェクト内の全メディアファイルを一元管理できる「プール」という強力な機能があります。
録音し直して使わなくなったボツテイクなどは、画面から消してもハードディスクには残っていることが多いんですよね。
プール画面を開くと、現在プロジェクトで使われていない「未使用メディア」を簡単に検出できます。
これを定期的に削除して整理することで、プロジェクトファイルの容量を劇的に軽く保つことができます。
プールからデータを削除する際は、誤って必要なファイルを消さないよう十分注意して、自己責任で行ってください。
作業前には、念のためプロジェクト全体のバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
万が一のデータ消失などのトラブルについては、最終的な判断は専門家にご相談いただくか、公式サイトの仕様をご確認ください。
データを他のパソコンに移す際のエラーも防げるので、必ず覚えておきたい機能ですね。
作曲効率を劇的に上げる管理術
ここまで紹介してきたトラックの管理術は、単なる整理整頓にとどまりません。
視覚的なノイズを減らし、直感的に操作できる環境を整えることは、作曲のモチベーションと直結しています。
「あの音はどこにいったっけ?」と探す時間は、クリエイティブな思考をストップさせてしまいますよね。
色分けで直感的にパートを把握し、フォルダで表示を最適化し、グループやVCAで音をコントロールする。
この一連のシステムが構築されていると、パソコンの操作に気を取られることなく、純粋に音楽を作ることだけに没頭できるようになります。
少し手間に感じるかもしれませんが、プロジェクトの立ち上げ時にしっかり設定しておくことで、結果的に完成までのスピードは劇的に上がるはずです。
曲作り初心者のための第一歩
Cubaseの操作や整理術に慣れてきたら、いよいよ本格的な曲作りに挑戦したくなると思います。
最初はどこから手をつけていいか迷うかもしれませんが、まずは短いループを作ることから始めてみてください。
ドラムのビートを打ち込み、それに合わせてベースラインを引き、好きなシンセサイザーの音を乗せてみる。
今回解説したようにトラックを綺麗に並べながら作業を進めれば、音が重なっていく喜びをよりクリアに感じられるはずです。
音楽理論や難しいテクニックは後からついてくるので、まずは音を出す楽しさを味わうことが一番大切ですね。
整理されたプロジェクト画面は、あなたのアイデアを自由に描くための最高のキャンバスになってくれます。
DTMの始め方ロードマップ
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色や結合、色分けでCubaseトラックをまとめる
今回は、Cubaseにおけるトラックの整理術について幅広く解説してきました。
色がバラバラでどこに何があるかわからない状態から、フォルダやグループを使って論理的にまとめ上げるプロセスは、まるで散らかった部屋を理想のスタジオに改装するような楽しさがあります。
画面の見やすさは、音の聴きやすさにも直結します。
トラックの結合やバウンス、プール機能での裏側のデータ管理まで使いこなせれば、もう立派なCubaseユーザーですね。
これらのテクニックを活用して、ストレスのない快適なDTM環境を手に入れてください。
そして、整理された美しい画面で、素晴らしい楽曲をたくさん生み出していきましょう。
これからもDTM-playでは、あなたの音楽制作を応援する情報をお届けしていきます。



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