「作曲 メロディ」と検索しているあなたは、「良いメロディが思いつかない」「自分のメロディはダサいかも」といった悩みを抱えているのではないでしょうか。この記事では、そもそも作曲におけるメロディーとは?という基本から、作曲はコードとメロディのどちらが先ですか?という制作フローの疑問、そして作曲メロディの作り方の具体的なステップまで解説します。また、多くの人が目指す作曲でキャッチーなメロディとはどんなものでしょうか、心に響くエモいメロディの作り方にも触れていきます。さらに、作曲メロディのルールや、作曲メロディだけで考える方法と作曲メロディとコードの関係性、便利なメロディーを作るサイトの紹介、さらにはプロの作曲家は1曲いくらで依頼する?といった相場観まで、あなたの疑問に多角的に答えていきます。
- 作曲におけるメロディの基本ルールがわかる
- メロディが思いつかない時の具体的な対処法
- キャッチーで心に残るメロディ作りのコツ
- コードとメロディの関係性や制作手順の謎
作曲におけるメロディの基本と作り方
- 作曲におけるメロディーとは?
- 作曲メロディ作り方の基本ステップ
- 覚えておきたい作曲のメロディルール
- 作曲はコードとメロディのどちらが先?
- 作曲メロディとコード進行の深い関係性
- 作曲でメロディだけを先に作るメリット
作曲におけるメロディーとは?

作曲におけるメロディーとは、楽曲の「顔」とも言える主旋律のことを指します。具体的には、異なる高さの音が、特定のリズムに乗って連続的に並んだものです。歌がある曲ならばボーカルの歌唱部分が、インストゥルメンタル曲であれば主役となる楽器が演奏する旋律がメロディーにあたります。
メロディーは楽曲の印象を決定づける最も重要な要素です。どんなにおしゃれなコード進行や凝ったアレンジを施しても、メロディーが魅力的でなければ人の心には残りません。逆に言えば、メロディーさえ良ければ、シンプルな伴奏でも名曲になり得るのです。
このメロディーは、基本的に「スケール(音階)」と呼ばれる音の集まりから作られます。例えば、多くのポップスで使われるメジャースケールは「ドレミファソラシ」の7音で構成されており、作曲家はこれらの音を組み合わせて無数のメロディーを生み出しています。
メロディーの三大要素
メロディーは、以下の3つの要素から成り立っています。これらを意識するだけで、作曲の解像度が格段に上がります。
- リズム(Rhythm): 音の長さやタイミング。メロディーの骨格を決めます。
- ピッチ(Pitch): 音の高さ。メロディーの感情や起伏を生み出します。
- 音色(Timbre): どんな楽器や声で鳴らすか。メロディーのキャラクターを決定します。
つまり、作曲でメロディーを考えるという行為は、単に音を並べるだけでなく、どの音をどの長さで、どの高さに配置するかをデザインする作業と言えます。
作曲メロディ作り方の基本ステップ

魅力的なメロディを作るためには、闇雲に音を並べるのではなく、手順を踏んで考えることが重要です。ここでは、初心者でも実践しやすい基本的なメロディの作り方を3つのステップで紹介します。
ステップ1:リズムのパターンを決める
最初に、音の高さは無視してリズムだけを考えます。例えば「タン・タン・タタタン」といったシンプルなリズムパターンを口ずさんでみましょう。このリズムがメロディの土台となります。
最初は1小節程度の短いパターンで構いません。スマートフォンの録音機能などを使って、自分が心地よいと感じるリズムをいくつかストックしておくと良いでしょう。
ステップ2:リズムに音階を乗せる
次に、先ほど作ったリズムパターンに音階(スケール)を当てはめていきます。まずは深く考えすぎず、キーがCメジャーであれば「ドレミファソラシ」の音を自由に乗せてみましょう。
例えば「タン・タン・タタタン」というリズムに「ド・ミ・ソソド」と音を当てはめると、それだけでメロディの断片が完成します。この時点では、完璧なメロディである必要はありません。
鼻歌が最強のツール
このステップで最も有効なのが「鼻歌」です。楽器が弾けない人でも、頭に浮かんだメロディを直感的に形にできます。リラックスした状態で自由に歌ってみることで、自分でも思いがけないような素敵なフレーズが生まれることがあります。
ステップ3:フレーズを繰り返して発展させる
最後に、ステップ2で作ったメロディの断片(モチーフ)を繰り返しながら、少しずつ変化させていきます。音楽は「繰り返し」と「変化」によって構成されるため、この作業が非常に重要です。
例えば、作った1小節のモチーフを3回繰り返し、4回目だけ少し違う音の動きにしてみましょう。これだけで、急に曲らしいまとまりが生まれます。
「1・2小節目は同じ→3小節目で少し変える→4小節目で最初のメロディに戻る」といったパターン(A-A’-B-Aのような構成)を試すことで、自然な起承転結を持つメロディラインを構築できます。
良いと思ったら、最初のアイデアに固執せず、どんどん修正していく勇気も大切です。この試行錯誤のプロセスこそが、メロディ作りの醍醐味と言えるでしょう。
覚えておきたい作曲のメロディルール

メロディ作りは自由な発想が大切ですが、聴き心地の良いメロディには、ある程度の共通した「ルール」やセオリーが存在します。ここでは、知っておくと便利な2つの基本的なルールを紹介します。
ルール1:跳躍したら順次進行で戻る
メロディの動き方には、大きく分けて2種類あります。
- 順次進行:スケールに沿って隣の音に進む動き(例:ド→レ)
- 跳躍進行:2度以上離れた音に飛ぶ動き(例:ド→ソ)
跳躍進行はメロディにダイナミックさや感情的な高ぶりを与えますが、多用しすぎると不安定な印象になります。そこで重要になるのが、「大きく跳躍した後は、逆方向に順次進行で滑らかに戻る」というルールです。
例えば、低い「ド」から高い「ラ」へ大きく上に跳躍した後は、「ソ→ファ→ミ」のように少しずつ下がる動きを入れると、メロディが非常に安定し、自然な流れが生まれます。
跳躍と順次進行のバランス
上に跳躍 → 下に順次進行
下に跳躍 → 上に順次進行
このバランスを意識するだけで、メロディのクオリティが格段に向上します。
ルール2:安定した音に着地する
メロディのフレーズの終わりは、コードの構成音(特にルート音)など、安定した響きを持つ音に着地させると、聴き手に安心感と解決感を与えます。これを「アウフタクト」以外の部分、つまり小節の頭など強い拍で意識することが重要です。
例えば、キーがCメジャーでコードが「C(ドミソ)」の場合、フレーズの終わりを「ド」や「ミ」や「ソ」の音にすると、非常にすっきりと収まります。逆に、フレーズの途中で緊張感を出したい場合は、あえて不安定な音(非和声音)を使うのが効果的です。
この「緊張→緩和」の流れをコントロールすることが、聴き手の心を惹きつけるメロディを作る鍵となります。
作曲はコードとメロディのどちらが先?

作曲を始めると多くの人が悩むのが、「コードとメロディ、どちらを先に作るべきか?」という問題です。結論から言うと、どちらが先でも間違いではなく、プロの作曲家でもスタイルは人それぞれです。ここでは、それぞれの作り方のメリット・デメリットを解説します。
メロディを先に作る「メロ先」
鼻歌などで思いついたメロディを先に作り、それに合わせて後からコードを付ける方法です。
メリット
- コードの制約を受けないため、自由で独創的なメロディが生まれやすい。
- 歌のメロディとして自然な抑揚や流れを作りやすい。
- 楽器が弾けない人でも作曲を始めやすい。
デメリット
- 出来上がったメロディに合うコードを見つけるのが難しい場合がある。
- 音楽理論の知識がないと、不協和音だらけの不自然な響きになりがち。
コードを先に作る「コード先」
コード進行を先に決めて、その響きに合わせてメロディを乗せていく方法です。
メリット
- コードという土台があるため、メロディが大きく破綻しにくい。
- 楽曲全体の雰囲気を先に決めることができ、統一感を出しやすい。
- 理論に基づいて作曲を進められるため、安定してクオリティを保ちやすい。
デメリット
- コードの響きに引っ張られて、ありきたりなメロディになりやすい。
- メロディの自由度が下がり、クリエイティブな飛躍が生まれにくいことがある。
どちらから試すべき?
もしあなたが作曲初心者なら、まずは好きな曲のコード進行を真似て、それにオリジナルのメロディを乗せる「コード先」から試してみるのがおすすめです。これにより、コードとメロディの関係性を体感的に学ぶことができます。慣れてきたら、鼻歌から作る「メロ先」にも挑戦してみましょう。
作曲メロディとコード進行の深い関係性

メロディとコード進行は、互いに影響を与え合う、切っても切れない関係にあります。どちらか一方だけが良くても、優れた楽曲にはなりません。この2つの関係性を理解することが、作曲スキルを向上させる上で非常に重要です。
コードがメロディの「響き」を決める
同じメロディでも、その下で鳴っているコードによって聴こえ方や印象は劇的に変化します。例えば、「ドレミ」というメロディがあったとします。
- コードがC(ドミソ)の場合:明るく素直な響きに聴こえます。
- コードがAm(ラドミ)の場合:少し切なく、哀愁を帯びた響きに変化します。
このように、コードはメロディに文脈や感情的な背景を与え、その魅力を何倍にも増幅させる役割を担っています。メロディを作るときは、その音がどのコードの上で鳴っているのかを意識することが大切です。
メロディがコードに「彩り」を加える
逆に、メロディの音がコードに新たな響きを加えることもあります。コードの構成音以外の音(非和声音)をメロディで使うと、シンプルなコードに緊張感やおしゃれな響きが加わります。
例えば、コードが「C(ドミソ)」の時に、メロディで「シ」の音を長く伸ばすと、響きは「CM7(ドミソシ)」に変化し、より洗練された都会的なサウンドになります。これは、メロディがコードの響きを拡張した例です。
テンション・ノートを使いこなす
コード構成音から見て9番目、11番目、13番目の音を「テンション・ノート」と呼びます。これらをメロディに効果的に使うことで、ありきたりなコード進行でも新鮮な響きを生み出すことができます。上級者向けのテクニックですが、意識しておくと作曲の幅が大きく広がります。
結局のところ、メロディとコードは車の両輪のようなものです。片方を作ったらもう片方を確認し、互いに響き合うように調整していく。このキャッチボールのような作業が、質の高い楽曲を生み出す秘訣と言えるでしょう。
作曲でメロディだけを先に作るメリット

前述の通り、作曲には「メロ先」と「コード先」がありますが、ここではあえてメロディだけを先に作る「メロ先」のメリットに焦点を当てて、その魅力を深掘りします。
最大のメリットは、何と言ってもメロディの自由度が格段に高まることです。コードという制約がないため、頭の中に浮かんだ最も自然で美しい旋律を、そのままの形で取り出すことができます。
人の声や感情の動きは、必ずしもピアノの和音のように整理されているわけではありません。鼻歌から生まれるメロディは、微妙な音の揺れやリズムの「タメ」といった、人間的なニュアンスを豊富に含んでいます。これを最初にキャプチャーすることで、非常に個性的で、聴き手の心に直接訴えかけるような生命力のあるメロディが生まれやすくなります。
「メロ先」が特に有効なケース
- 歌モノを作りたい場合:ボーカリストが最も気持ちよく歌える、自然なメロディラインを追求できます。
- 独創性を重視したい場合:既存のコード進行のパターンに縛られず、斬新なアイデアが生まれやすくなります。
- アイデアが枯渇した場合:普段「コード先」で作っている人が「メロ先」を試すと、新たなインスピレーションを得られることがあります。
もちろん、後から適切なコードを見つけるためには音楽理論の知識が必要になるという側面はあります。しかし、まずは最高のメロディという「宝物」を見つけ出し、それを磨き上げるために後から理論でサポートするという考え方は、名曲を生み出すための一つの王道パターンと言えるでしょう。
作曲メロディの質を高めるヒントとコツ
- 作曲でメロディが思いつかない時の対処法
- 作曲したメロディがダサいと感じる原因
- 作曲でキャッチーなメロディを作るには
- 人の心を掴むエモいメロディの作り方
- 便利なメロディーを作るサイト3選
- プロ作曲家へは1曲いくらで依頼できる?
- まとめ:作曲メロディ上達への道筋
作曲でメロディが思いつかない時の対処法

「さあ、作曲するぞ!」と意気込んでも、全くメロディが思いつかない…そんな経験は誰にでもあるものです。これは才能がないわけではなく、単にアイデアを引き出す方法を知らないだけかもしれません。ここでは、スランプを脱出するための具体的な対処法をいくつか紹介します。
1. たくさんの音楽を聴く(インプットを増やす)
メロディが思いつかない最も大きな原因は、自分の中の「引き出し」が空になっていることです。良いアウトプットのためには、まず質の高いインプットが不可欠です。
普段聴かないジャンルの音楽を聴いたり、好きなアーティストの曲を改めて分析的に聴いたりしてみましょう。「このメロディはなぜ心地よいのか?」「どんなリズムパターンが使われているのか?」といった視点で聴くことで、新たな発見があり、それが自分の作曲に活かされます。
2. 既存の曲からヒントを得る
全くのゼロから生み出すのが難しいなら、既存の曲を「たたき台」にするのも有効な方法です。
- 好きな曲のリズムだけ拝借する:メロディやコードは無視し、リズムパターンだけを真似て、そこにオリジナルの音階を乗せてみます。
- 好きな曲のコード進行を使う:いわゆる「コード拝借」です。同じコード進行でも、全く違うメロディを作れば、それはあなたのオリジナル曲になります。
著作権には注意
既存曲からヒントを得る際は、メロディをそのまま盗用(パクリ)しないように注意が必要です。あくまでアイデアのきっかけとして利用するに留め、最終的には自分のオリジナリティを発揮することが大切です。
3. 「独りメロディ」を習慣にする
これは、日常の独り言に即興でメロディをつけて歌うというトレーニングです。「お腹すいたなー」「今日の天気は晴れだなー」といった何気ない言葉を、歌にしてみましょう。
このトレーニングの目的は、メロディ作りを特別な行為ではなく、息をするような日常的な行為にすることです。これを続けると、メロディを生み出す脳の回路が鍛えられ、いざ作曲しようとした時にスムーズにアイデアが出てくるようになります。
完璧を目指さないことが最大のコツ
思いつかない時ほど、「良いメロディを作らなきゃ」と力みがちです。まずは駄作で構いません。とにかく「数をこなす」ことを意識してみましょう。プロの作曲家でさえ、100個のメロディを作って、その中から最高の1個を選ぶ、といった作業を繰り返しています。質は量から生まれる、と心得ましょう。
作曲したメロディがダサいと感じる原因
時間をかけて作ったメロディが、どうにも「ダサい」「素人っぽい」と感じてしまう…。これは多くの作曲初心者が通る道です。その原因は、多くの場合、いくつかの音楽的なポイントを外していることにあります。ここでは主な原因と改善策を見ていきましょう。
原因1:リズムが単調
メロディが単調に聴こえる最大の原因は、リズムパターンのバリエーションが少ないことです。特に、8分音符や4分音符ばかりが続く単調なリズムは、聴き手を退屈させてしまいます。
【改善策】
シンコペーション(拍の裏を強調するリズム)を取り入れたり、16分音符のような細かい音符や付点音符、休符を効果的に使ったりして、リズムにメリハリをつけましょう。
原因2:スケールから外れた音が多い
楽曲のキーに合わない音(スケール外の音)を多用すると、メロディが不安定で、どこか気持ち悪い響きになります。もちろん意図的に使うのは高度なテクニックですが、無意識に使ってしまうと単に「音痴なメロディ」に聴こえてしまいます。
【改善策】
まずは、その曲のキーのスケール(音階)を構成する音を主体にメロディを作ることを徹底しましょう。基本に忠実に作るだけで、メロディは格段に安定します。
原因3:メロディラインの起伏がない
ずっと同じような音域でメロディがうろうろしていると、平坦でドラマのない印象になります。Aメロ、Bメロ、サビといったセクションごとの役割が不明確になり、どこが盛り上がりなのか分かりません。
【改善策】
楽曲の構成に合わせて、メロディの音域を意識的にコントロールしましょう。例えば、「Aメロは低め→Bメロで少し上がる→サビで最も高い音域を使って一気に盛り上げる」といったように、セクションごとに高低差をつけることで、ダイナミックな展開が生まれます。
「ダサい」を「良い」に変えるには?
結局のところ、多くの「ダサい」と感じる原因は、良いメロディのパターンを知らないことに起因します。たくさんの名曲を聴いて、そのメロディがなぜ心地よいのかを分析し、良いパターンを自分の中にインプットすることが、脱却への一番の近道です。
作曲でキャッチーなメロディを作るには
「キャッチーなメロディ」とは、一度聴いたら忘れられず、思わず口ずさんでしまうような、心に残るメロディのことです。多くのヒット曲には、必ずこのキャッチーな要素が含まれています。ここでは、そんな魅力的なメロディを作るための具体的なコツを紹介します。
1. 短く覚えやすいフレーズを繰り返す
人間の脳が一度に記憶できる情報量には限りがあります。そのため、キャッチーなメロディは非常にシンプルで短いフレーズ(モチーフ)を基本にしています。そして、その覚えやすいフレーズを曲の中で何度も繰り返すことで、聴き手の記憶に強く刷り込むのです。
サビの頭など、最も印象づけたい部分に、2小節程度のインパクトのあるモチーフを配置し、それを効果的に反復させましょう。
2. 少し意外な音の跳躍を入れる
メロディが予測可能な動きばかりだと、平凡で退屈な印象になってしまいます。そこで効果的なのが、適度な「裏切り」です。滑らかな順次進行の中に、一箇所だけ予想外の音へ大きく跳躍するポイントを作ると、聴き手は「おっ」と心を掴まれます。
特に、オクターブ(8度)を超えるような大きな跳躍は、非常に強いフックとなり、メロディを印象的なものにします。
3. 歌詞とメロディのリズムを一致させる
歌モノの場合、言葉が持つ自然なリズムやアクセントと、メロディのリズムが一致していると、非常に心地よく聴こえ、歌詞の内容も伝わりやすくなります。
例えば、伝えたい重要なキーワードを、小節の頭など強い拍に配置したり、その単語のアクセントに合わせてメロディの音程を高くしたりすると、フレーズが際立ち、キャッチーさが増します。
J-POPの王道パターンを研究しよう
日本のポップスには、キャッチーなメロディを作るための知恵が詰まっています。サビで同じようなメロディを2回繰り返し、後半で少しだけメロディを高くして盛り上げる「王道進行」上のメロディなどは、その典型です。多くのヒット曲を分析し、その構造を真似てみることから始めましょう。
人の心を掴むエモいメロディの作り方

「エモい」という言葉は曖昧ですが、音楽においては一般的に「感情に強く訴えかけ、切なさや懐かしさ、感動を呼び起こす様」を指します。そんな心を揺さぶる「エモい」メロディを作るには、いくつかのテクニックがあります。
1. マイナースケールを基調にする
最も手軽に切ない雰囲気を出す方法は、マイナースケール(短音階)を使ってメロディを作ることです。マイナースケールは、明るいメジャースケールに比べて、本質的に哀愁や寂しさを感じさせる響きを持っています。
特に、ナチュラルマイナースケールやハーモニックマイナースケールを使い分けることで、様々なニュアンスの切なさを表現できます。
2. 半音の動き(クロマチック)を効果的に使う
スケール内の動きに加えて、半音で隣り合う音に進行する動き(クロマチック・アプローチ)を少し加えると、メロディに感傷的で、胸が締め付けられるような響きが生まれます。
特に、短6度から5度へ下がる動き(例:ラ→ソ#→ソ)や、長7度からルートへ上がる動き(例:シ→ド)は、J-POPや歌謡曲でも多用される「泣き」のメロディの定番です。
3. 「間」を活かしたロングトーン
音を詰め込みすぎず、あえて長い音符(ロングトーン)や休符を使って「間」を作ることで、聴き手に感情移入する時間を与えることができます。切ない歌詞を、余韻たっぷりのロングトーンで歌い上げることで、言葉の重みが増し、感動が深まります。
コード進行も「エモさ」を演出する
「エモい」雰囲気はメロディだけで作られるわけではありません。例えば、日本のポップスで多用される「王道進行(F→G→Em→Am)」や「小室進行(Am→F→G→C)」といった、少し切なさを感じさせるコード進行の上でメロディを考えると、相乗効果でよりエモーショナルな楽曲になります。
これらのテクニックを組み合わせ、自分の表現したい感情をメロディに乗せることで、ただの音の羅列ではない、人の心を動かす音楽が生まれるのです。
便利なメロディーを作るサイト3選
メロディ作りに行き詰まった時や、音楽理論の知識がなくても作曲を楽しみたい時に役立つのが、自動でメロディを生成してくれるWebサイトやツールです。ここでは、初心者でも直感的に使える便利なサイトを3つ紹介します。
| サイト名 | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|
| Soundraw | AIが著作権フリーの楽曲を無限に生成。ジャンルや雰囲気を指定するだけで、プロ品質のBGMが完成。生成された曲のメロディを参考にしたり、そのまま使ったりできます。 | フリープランあり(有料プランで商用利用可) |
| Amper Music | もともとは独立したサービスでしたが、現在はShutterstockに統合。動画に合わせてBGMの長さや構成をAIが自動で調整してくれます。メロディのアイデアソースとして非常に優秀です。 | Shutterstockのサブスクリプションに含まれる |
| Ecrett Music | 場面(シーン)、気分(ムード)、ジャンルを選ぶだけで、AIがユニークな楽曲を自動生成。UIが非常に分かりやすく、完全な初心者でも迷わず操作できます。 | フリープランあり(有料プランで商用利用可) |
AI生成ツールの注意点
これらのサイトは非常に便利ですが、生成されたメロディをそのまま自分の作品として発表する際は、各サイトの利用規約やライセンスを必ず確認してください。商用利用には有料プランへの加入が必要な場合がほとんどです。アイデアの参考にする、という使い方が最も安全で効果的でしょう。
プロ作曲家へは1曲いくらで依頼する?
自分で作曲するのが難しい場合、プロの作曲家に依頼するという選択肢もあります。料金は、作曲家の実績や依頼内容の複雑さによって大きく変動しますが、ここでは一般的な相場観を紹介します。
| 依頼先 | 料金相場(1曲あたり) | 特徴 |
|---|---|---|
| 個人の駆け出し作曲家 | 3万円~10万円 | ココナラやクラウドワークスなどで探せる。比較的安価だが、クオリティやコミュニケーション能力は個人差が大きい。 |
| 中堅のプロ作曲家 | 10万円~30万円 | 音楽制作会社に所属、またはフリーランスで安定した実績がある。一定以上のクオリティが期待できる。 |
| 著名なヒットメーカー | 50万円~数百万円以上 | 誰もが知るヒット曲を手掛けているレベル。料金は応相談となり、そもそも個人からの依頼を受け付けていない場合も多い。 |
料金に含まれる範囲を確認しよう
依頼する際に最も重要なのは、料金にどこまでの作業が含まれているかを確認することです。「作曲料」と言っても、メロディとコード進行を作るだけの「トップライン制作」なのか、伴奏全体を作る「編曲(アレンジ)」まで含まれるのかで、料金は大きく変わります。
- 作曲(トップライン制作):メロディとコード進行の作成。
- 編曲(アレンジ):ドラム、ベース、ギター、ストリングスなどの伴奏全体の構築。
- ミックス・マスタリング:各楽器の音量バランス調整や音圧上げなどの最終仕上げ。
トラブルを避けるためにも、事前に作業範囲と修正回数、著作権の帰属などを明確に取り決めておくことが不可欠です。
まとめ:作曲メロディ上達への道筋
- メロディは楽曲の印象を決める主旋律のこと
- 良いメロディ作りはリズムパターンを決めることから始まる
- 鼻歌は楽器が弾けない人でも使える最強の作曲ツール
- 作ったフレーズを繰り返し少しずつ変化させるのが基本
- 大きく跳躍したメロディは順次進行で滑らかに戻す
- フレーズの終わりはコードの構成音など安定した音へ
- 作曲はメロディが先でもコードが先でも間違いではない
- 初心者は好きな曲のコード進行にメロディを乗せる練習がおすすめ
- 同じメロディでもコードによって印象が劇的に変わる
- メロディが思いつかないのはインプット不足が原因
- 単調なリズムや起伏のない音域はメロディがダサくなる原因
- キャッチーなメロディは短く覚えやすいフレーズの反復が鍵
- 切ないエモいメロディはマイナースケールと半音進行が有効
- AI作曲サイトはアイデアのヒントを得るのに便利
- プロへの作曲依頼は料金と作業範囲の確認が必須



コメント