こんにちは。DTM-play、運営者のDTMtarouです。
Cubaseを使った曲作りで、マスタリングのやり方に悩んでいませんか。
せっかく良い曲ができても、音圧が足りなかったり、配信サイトで音が小さくなったりすると悲しいですよね。
また、録音中のメトロノームの音量調整や、空間を彩るリバーブの使い方も、つまずきやすいポイントかなと思います。
この記事では、Cubaseでのマスタリングのやり方をはじめ、録音時のメトロノームの音量コントロールや、ミックスでのリバーブの活用法について分かりやすく解説していきます。
DTM初心者の方にも役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- Cubase標準エフェクトを使ったマスタリングの基本手順
- ストリーミング配信に適したラウドネス基準と音圧の稼ぎ方
- Control Room機能を活用したメトロノーム音量の個別調整
- センドルーティングを用いたクリアで濁らないリバーブの設定方法
Cubaseマスタリングやり方とメトロノーム音量やリバーブ
まずは、楽曲の最終仕上げであるCubaseでのマスタリングのやり方と、録音環境を快適にするメトロノームの音量調整について見ていきましょう。
正しい手順を踏むことで、楽曲のクオリティはぐっと上がりますよ。
Cubaseマスタリングで音圧を稼ぐ
せっかくミックスした楽曲も、そのままでは市販のCDや配信曲と比べて音が小さく感じてしまうことが多いですよね。
ここで重要になるのが、マスタリング工程でしっかりと音圧を稼ぐことです。
Cubaseには強力なプラグインが揃っているので、それらを活用して全体の音量を底上げしていきます。
ただし、むやみにフェーダーを上げるだけでは音が割れてしまうので注意が必要です。
マキシマイザーというエフェクトを使って、ピーク(一番大きな音)を抑えつつ、平均的な音量を引き上げていくのがコツですね。
音圧を稼ぐポイント
ただ音を大きくするのではなく、楽曲のダイナミクス(強弱)を潰しすぎないようにバランスを取ることが大切です。
標準エフェクトの順序と使い方
Cubaseの標準エフェクトを使ってマスタリングのシグナルチェーン(エフェクトの順番)を組む場合、基本となるセオリーがあります。
一般的には、「EQ(イコライザー)→ コンプレッサー → マキシマイザー」の順で繋ぐのがおすすめかなと思います。
最初にEQで不要な低音(30Hz以下など)をカットして全体の濁りを取り除きます。
次にコンプレッサーで全体のばらつきを優しくまとめます。
最後にマキシマイザーで最終的な音圧を調整するという流れですね。
この順番を守ることで、コンプレッサーが不要な低音に過剰に反応して誤作動を起こすのを防ぐことができます。
配信向けラウドネス基準の合わせ方
最近はCDよりも、SpotifyやApple Musicなどのストリーミング配信で音楽を聴く人が増えましたね。
これらのサービスには「ラウドネスノーマライゼーション」という、曲ごとの音量差を自動で揃える機能があります。
そのため、昔のようにギリギリまで音圧を詰め込むと、逆に配信サイト側で音量を下げられてしまい、迫力が失われてしまうことがあるんです。
ストリーミング配信向けには、大体「-14 LUFS」というラウドネス値を目標にするのが一つの目安とされています。
ラウドネス値に関する注意点
数値はあくまで一般的な目安となります。
配信プラットフォームによって仕様が変更されることもあるので、正確な情報は各配信サービスの公式サイトをご確認ください。
また、音割れを防ぐために「トゥルーピーク(True Peak)」を「-1.0 dBTP」に設定しておくことも忘れずに行いたいですね。
| ターゲットメディア | 推奨ラウドネス (LUFS) | 推奨トゥルーピーク (dBTP) |
|---|---|---|
| CD制作・クラブ向け | -9 〜 -11 LUFS | -0.1 dBTP |
| ストリーミング配信 | -14 LUFS | -1.0 dBTP |
メトロノームが聞こえない時の対策
マスタリングの話から少し遡って、曲作りの録音段階でよくあるトラブルについてお話しします。
ギターやボーカルを録音しているとき、「伴奏に埋もれてメトロノーム(クリック)の音が聞こえない」という経験はありませんか。
全体のボリュームを上げるとオケも大きくなってしまい、結局クリックが聞こえないままという悪循環に陥りがちです。
Cubaseの標準設定では、クリック音はマスター出力(Stereo Out)に混ざって出力されるため、このような問題が起きてしまいます。
これを解決するためには、クリックの音程(ピッチ)を高くして抜けを良くするか、別の音色に変更する設定が手軽で有効ですね。
Control Roomでの音量調整
さらに根本的にメトロノームの音量を解決する方法として、Cubase Proなどに搭載されている「Control Room(コントロールルーム)」機能の活用があります。
これは本当に便利な機能で、私も日々の制作で手放せません。
Control Roomを使うと、ミックスの書き出し用の音声経路とは別に、自分たちがモニター(試聴)するためだけの専用ミキサーを作ることができるんです。
この機能を使えば、オケの音量には一切影響を与えずに、メトロノームの音量だけを専用のツマミで自由自在に上げ下げできます。
録音時のストレスが激減するので、ぜひ初期設定を見直してみてくださいね。
オーディオへのクリック書き出し手順
他のメンバーにデータを渡して録音をお願いする時など、クリック音そのものをオーディオデータとして共有したい場面があります。
Cubaseでは、設定したテンポや拍子に合わせて、クリック音をステレオのオーディオトラックとして簡単に書き出すことができます。
上部メニューの「プロジェクト」から「拍子トラック」を選び、「クリックオーディオをレンダー」を実行するだけです。
これで確実なガイドリズムを波形として渡せるので、テンポのズレなどのトラブルを未然に防ぐことができますね。
ちょっとした豆知識
拍子トラックで変拍子などを設定している場合でも、その拍子の変化にきちんと追従してクリックがオーディオ化されますよ。
応用Cubaseマスタリングやり方、メトロノーム音量リバーブ
ここからは、楽曲のクオリティをさらに一段階引き上げるための応用編です。
マスタリングを見据えたミックス段階でのリバーブのテクニックや、曲作り全般に役立つ情報をシェアしていきますね。
センドを使ったリバーブのかけ方
ボーカルやスネアドラムにリバーブ(残響)をかける時、皆さんはどのようにエフェクトを挿していますか。
トラックの「インサート」に直接リバーブを入れる方法もありますが、プロの現場では「センド(Send)」方式を使うのが一般的です。
センド方式とは、元の音(原音)の通り道はそのままにして、別の専用トラック(FXチャンネル)にリバーブを立ち上げ、そこに元の音を枝分かれさせて送り込む手法です。
これによって、原音の芯やアタック感を一切失わずに、豊かな空間だけを足すことができるんです。
濁らないリバーブ設定とルーティング
センド方式でリバーブを使う最大のメリットは、音が濁りにくいことです。
もし各トラックに別々のリバーブを直接かけてしまうと、色々な空間の響きが混ざり合ってしまい、ミックス全体がモヤモヤとしたお風呂場のような音になってしまいます。
一つのFXチャンネルに上質なリバーブを立ち上げ、複数の楽器からそこに音を送る(センドする)ことで、「みんなが同じホールで演奏している」ような一体感が生まれます。
また、リバーブの前にEQを挟んで不要な低音をカットしておく(ローカット)ことも、ミックスをスッキリさせるための重要テクニックですね。
作曲に活きる空間系エフェクト設計
リバーブをはじめとする空間系エフェクトは、ただ残響を足すだけでなく、曲の奥行きや立体感をデザインするための強力なツールです。
例えば、ボーカルには少し短めのプレートリバーブをかけて前に押し出し、ストリングスには深めのホールリバーブをかけて奥に配置するといった具合ですね。
このように空間を意識して音を配置していくことで、最終的なマスタリングの仕上がりも格段に良くなります。
PCの負荷(CPUリソース)を節約できるという点でも、センドを使った空間設計は非常に理にかなっているかなと思います。
楽曲完成に向けたミックスダウン準備
マスタリング作業にスムーズに移行するためには、ミックスダウンの段階での準備が欠かせません。
ここで重要なのは、マスターバス(最終出力)のレベルがギリギリまで大きくなりすぎないように、ヘッドルーム(余裕)を残しておくことです。
もしミックスの段階で音が割れてしまっていたり、低音が異常に出過ぎていたりすると、マスタリングでどうにか修正しようとしても限界があります。
問題があれば勇気を持って個別のトラックのバランス調整に戻ることが、結果的に最高のサウンドを手に入れる近道になりますね。
最終的な判断に迷った場合は、信頼できるエンジニアなどの専門家にご相談されることも検討してみてください。
曲作り初心者のDTM始め方ロードマップ
ここまで、Cubaseの少し踏み込んだテクニックについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
「自分もオリジナル曲を作ってみたいけど、何から始めればいいか分からない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
DTMの機材選びからソフトの初期設定、そして実際に曲を完成させるまでの手順には、知っておくべき明確な道筋があります。
ゼロから音楽制作をスタートし、あなただけの楽曲を世界に発信するためのノウハウを、一つの記事にぎゅっとまとめました。
これからDTMを本格的に始めたい方、もっとステップアップして自由な曲作りを楽しみたい方は、ぜひこちらのロードマップをチェックしてみてください。
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結論:Cubaseマスタリングやり方とメトロノーム音量、リバーブ
今回は、Cubaseを使ったマスタリングのやり方、メトロノームの音量コントロール、そしてリバーブの効果的な使い方について解説しました。
どれも一見バラバラの作業に見えますが、実は密接に繋がっているんですよね。
録音時の快適なメトロノーム環境が良いテイクを生み、適切なリバーブ処理がミックスの奥行きを作り、それが最終的なマスタリングでの迫力に結びつきます。
これらのテクニックを一つずつご自身の楽曲制作に取り入れて、ぜひ納得のいくサウンドを目指してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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