こんにちは、DTM-playのDTMtarouです。
Cubaseを使っていて、録音しようとしたらメトロノームの音が出ないというトラブルに悩んでいませんか。
また、打ち込んだMIDIノートのベロシティを変更するやり方がわからず、一つずつ手作業で設定して時間がかかってしまうこともあるかと思います。
検索エンジンで「cubase メトロノーム ならない ベロシティ 一括」と調べている方は、おそらく曲作りの土台となる設定や効率的な編集方法について知りたいのだと思います。
この記事では、メトロノームが鳴らない原因となるオーディオ・ルーティングの仕組みから、ベロシティを一瞬で均一化する便利なテクニックまで、私が普段の制作で実践している方法を具体的にお伝えします。
- Control Room機能を使った正しいオーディオの出力設定
- メトロノームのアクセントやテンポに合わせた細かい調整方法
- 情報ラインやショートカットを使ったベロシティの爆速一括編集
- 曲作りのクオリティを一段階引き上げるダイナミクス制御の考え方
cubaseのメトロノームならない?ベロシティ一括
Cubaseで曲作りを始める際、最初につまずきやすいのがオーディオの設定です。
ここでは、メトロノームが鳴らないというトラブルの根本的な原因を探りつつ、MIDI打ち込みの要となるベロシティの基礎について解説していきますね。
Control Roomのルーティング
メトロノームの音が聞こえない原因として一番多いのが、Control Room機能に関するルーティング設定のミスです。
Control Roomは、メインのミックス音量を変えずにモニターの音量だけを調整したり、クリック音をヘッドホンだけに送ったりできる非常に強力な機能です。
しかし、この機能のオンオフと物理的な出力ポートの割り当てが上手く噛み合っていないと、システム内部でクリック音が鳴っていてもスピーカーまで届きません。
また、Control Roomパネルの中には、メトロノームのオンオフを切り替えるメインスイッチと、モニターへの送信を決める個別スイッチの2つが存在します。
どちらか一方がオフになっているだけで音が出なくなるので、画面右側のゾーンからパネルを展開して、ボタンの点灯状態をしっかりと確認してみてください。
オーディオコネクションの設定
Control Roomを正しく機能させるための具体的な設定手順をご紹介します。
まずはキーボードのF4キーを押して、オーディオコネクションのウィンドウを開いてみましょう。
「出力」タブを開くと、一番上に「Stereo Out」というメインのバスがあるはずです。
ここが最大のポイントです。
Control Roomを使う場合、このStereo Outに割り当てられているオーディオインターフェースのデバイスポート(Out 1/2など)を、意図的に「未接続」に変更する必要があります。
Stereo Outを未接続にしたら、次は「Control Room」タブに移動して機能をオンにします。
するとMonitor 1というチャンネルが作られるので、そこに先ほど未接続にしたデバイスポート(Out 1/2など)を新しく割り当ててください。
この排他的なポートの割り当てルールを守ることで、ようやくメトロノームの音がモニターから出力されるようになります。
トランスポートパネルの確認
中にはControl Room機能を使わず、シンプルな設定で制作を進めている方もいると思います。
もしControl Roomがオフなのにメトロノームが鳴らない場合は、トランスポートパネルにある内部ルーティングを疑ってみましょう。
画面下部のトランスポートバーから「メトロノーム設定」を開いてみてください。
設定画面の中に「オーディオクリック出力」という項目があります。
ここのチェックボックスが外れていると、出力先が迷子になってしまい音は鳴りません。
しっかりとStereo Outなどの対象バスにチェックが入っていることを確認するのが基本ですね。
テンポトラックでの拍子管理
楽曲の中で拍子が変わったり、複雑な変拍子で曲を作る場合、デフォルトの単調なクリック音ではリズムが取りにくいことがあります。
Cubaseでは、メトロノーム設定のパターンエディタを使って、小節内のどのタイミングで強いアクセント(Hi)を鳴らすか、細かくカスタマイズが可能です。
設定画面でパターンを変更したのに、再生すると元のパターンのまま鳴り続けるというトラップによくハマります。
これはプレビュー状態になっているだけだからです。
作ったパターンを新しいデフォルトとして認識させるには、パターンの右端にある小さな「星マーク(アスタリスク)」をクリックする必要があります。
録音前には、プリカウント(録音開始前の予備拍)を設定しておくことも重要ですね。
テンポトラックをオンにしておけば、途中でテンポが変わるような楽曲でも、メトロノームが自動的に追従してくれます。
キーエディターの基礎知識
オーディオの問題が解決したところで、次はMIDIデータの編集に欠かせないベロシティについてお話しします。
ベロシティとは、鍵盤を弾く強さ(押し込む速度)を0から127までの数値で表したデータのことです。
単に音量の大小を決めるだけでなく、最近の高品質なソフトウェア音源では、ベロシティの数値によって全く異なるサンプルが切り替わったりします。
弱く弾いた時の優しい音色と、強く弾いた時のアタック感のある鋭い音色をコントロールするための、最も重要なパラメータだと言えますね。
リアルタイムで鍵盤を弾いて録音すると、この数値は自然とバラバラになり、人間らしい演奏の揺らぎが生まれます。
cubaseメトロノームならない時のベロシティ一括
ここからは、何百個もあるMIDIノートのベロシティを、効率よく一括で編集・均一化するための実践的なテクニックをいくつかご紹介します。
自分の作業スタイルに合った方法を見つけてみてください。
情報ラインを用いた数値入力
最もオーソドックスでよく使うのが、キーエディターの上部にある「情報ライン」を使った数値入力です。
複数のノートをマウスで囲んで選択し、情報ラインの「ベロシティ」の項目に数字(例えば100)を打ち込みます。
この時、ただ「Enterキー」を押すと、ノートごとの強弱の差(相対的な関係)を保ったまま、全体が底上げ、または引き下げられます。
もし、全てのノートを「100」という同じ数値に完全に揃えたい(均一化したい)場合は、隠しコマンド的な操作が必要です。
WindowsならCtrlキーを、MacならCmdキーを押しながらEnterキーを叩きます。
この修飾キーの組み合わせは、Cubaseでの一括編集における最強のショートカットなので絶対に覚えておいて損はありません。
コントローラーレーン活用法
いちいちキーボードで数値を打ち込むのが面倒くさいという方には、マウスだけで完結する物理的なアプローチがおすすめです。
キーエディターの下部にあるコントローラーレーン(ベロシティが棒グラフになっている部分)を使います。
均一化したいノートを全て選択したら、どれか一つの棒グラフの上端をマウスクリックしたままホールドします。
そのままマウスを力強く上までドラッグして、一番上の「127」の天井にぶつけます。
すると、全てのノートが上限の127に張り付いて強制的に揃います。
あとはクリックを離さずにそのまま下へドラッグすれば、均一化された状態を保ったまま好きな数値まで下げることができます。
インプレイスエディターの技
曲の構成が出来上がってくると、AメロやBメロといったようにMIDIのイベントブロックが細かく分かれていきますよね。
「トラック全体のハイハットの強さを一括で直したい」という時に、いちいちイベントを接着ツールでくっつけるのは後戻りができなくなるのでおすすめしません。
ここで活躍するのがインプレイスエディターです。
プロジェクト画面でトラックを選択し、Ctrl+Shift+I(MacはCmd+Shift+I)を押すと、アレンジ画面上に直接キーエディターが展開されます。
分かれたイベントの境界線をまたいで、横断的にノートをマウスドラッグで選択できるようになるため、トラック全域にわたる一括編集が圧倒的に早くなります。
ロジカルエディターで自動化
さらに一段階上のレベルの編集を可能にするのが、ロジカルエディターという機能です。
これは「特定の条件を満たすノートだけを探し出して、自動で処理を実行する」という魔法のようなツールです。
例えば、「C3のピッチ(キックの音など)だけを選んで、ベロシティを100に均一化する」といった処理が一瞬で完了します。
他にも、小節の頭(ダウンビート)にあるノートだけを検出して少し強くしたり、逆に少しだけランダムな数値を足して人間らしい揺らぎを機械的に作り出すことも可能です。
使いこなすには少し慣れが必要ですが、条件を保存しておけば強力な武器になります。
ショートカットキーの割り当て
私が普段の制作で一番重宝している時短テクニックは、ベロシティの固定値入力をショートカットキーに割り当てることです。
Cubaseの「キーボードショートカット設定」メニューを開き、「設定したベロシティーに変更」というコマンドを探します。
ここに押しやすいキー(例えばアルファベットの「V」など)を登録しておきます。
あとは、キーエディター上でノートを選択して「V」を押すだけで、システムで設定した初期値(100など)に一瞬で均一化されます。
視線を情報ラインに移す必要すらなくなるので、作業のストレスが激減しますよ。
作曲で生きるダイナミクス制御
ここまで色々な操作方法を解説してきましたが、大切なのは「どんな音楽を作りたいか」に合わせてツールを使い分けることです。
EDMやダンスミュージックのキックやシンセベースなら、ミリ秒の狂いもなく全て同じ強さ(127や100など)で鳴らすベタ打ちの均一化が正解になることが多いです。
逆に、オーケストラ系の音源や生楽器のシミュレーションでは、一括で均一化してしまうと途端に機械的で不自然な音になってしまいます。
人間らしい抑揚を残したまま全体を少しだけ大きくしたい時は、情報ラインでの相対的なオフセット入力が活きてきます。
ベロシティというダイナミクスを意図通りに制御できるようになると、あなたの作る楽曲のクオリティは間違いなく一段階上に引き上がります。
曲作り初心者DTM始め方ロードマップ
Cubaseの操作に少しずつ慣れてくると、「もっと色々な曲を作ってみたい」「オリジナル曲を完成させたい」という思いが強くなってくると思います。
ただ、いざ曲を作ろうとすると、コード進行やメロディの作り方、ミックスのやり方など、次に何を勉強すればいいか迷ってしまうことも多いですよね。
「これから本格的に作曲を始めたい!」「一曲完成させるまでの手順をまるごと知りたい!」
そんなあなたのための、必要な知識を網羅した完全ガイドを用意しました。
初心者必見!DTMでオリジナル曲を完成させるための完全ロードマップ
機材の選び方から作曲の基本ステップまで、これを読めば迷わず曲作りをスタートできます。
メトロノームの設定やベロシティの編集といった基礎的な技術は、全てこの「自分の曲を完成させる」という目標のためにあります。
少しずつステップアップしていきましょう。
cubaseメトロノームならない、ベロシティ一括完
今回は、「cubase メトロノーム ならない ベロシティ 一括」というテーマで、システムの内部設定とMIDI編集のワークフローについて解説しました。
音が出ないといったトラブルは、Control Roomやバスの概念を理解することで確実に防ぐことができます。
また、ベロシティの編集は、情報ラインの修飾キーやショートカットを活用することで、劇的に作業スピードを上げることが可能です。
※記事内で紹介した数値や設定はあくまで一般的な目安です。
ご自身の環境に合わせて微調整を行ってくださいね。
ソフトウェアの正確な動作や最新の情報については、念のため公式サイト等もご確認ください。
最終的な作品へのアプローチは、自分自身の耳と感覚を信じて色々と試行錯誤してみてください。
これらのテクニックを駆使して、より快適で創造的な音楽制作ライフを楽しんでいきましょう。



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