こんにちは。DTM-play、運営者のDTMtarouです。
musescoreの楽譜を無料でダウンロードしたいと思って検索してみたものの、以前のようにうまくいかなくて困っていませんか。Musescoreは非常に便利なサイトですが、最近は仕様が大きく変わり、無料会員のままでは印刷やPDF保存が難しくなっています。
ネット上には怪しい変換ツールやMP3として保存する裏技のような情報もありますが、それらには危険性が潜んでいることも事実です。この記事では、Musescoreの現状とリスク、そして安全に楽譜を手に入れるための最善の方法について、私の経験を交えてお話しします。
- Musescoreの無料会員は現在ダウンロード機能が制限されている
- 非公式の保存ツールにはウイルスや法的リスクがある
- コンビニ印刷やPDF化もアプリの制限により困難になっている
- 安全かつ確実に楽譜を入手するならヤマハのサービスがおすすめ
Musescoreの楽譜を無料でダウンロードする危険性
「昔は普通に無料でダウンロードできたのに」と感じている方も多いのではないでしょうか。実はここ数年でMusescoreの規約やシステムは大きく変化しました。ここでは、現在なぜ無料でダウンロードできないのか、そしてネットで見かける「裏技」的な方法にどのようなリスクが潜んでいるのかを解説します。
無料会員では楽譜をダウンロードできない
結論から言うと、現在のMusescoreでは、無料会員のまま著作権保護された楽譜をダウンロードすることは基本的にできません。
以前はユーザー登録さえすれば誰でも自由に楽譜データを落とせた時期もありましたが、今は閲覧のみが可能で、データを手元に残す機能には鍵がかかっている状態です。これはサービス改悪というよりは、楽曲の権利を守るために必要な措置として強化された背景があります。
著作権保護された曲は基本的に保存不可
私たちがMusescoreで探している楽譜の多くは、J-POPやアニメソング、有名な映画音楽などではないでしょうか。これらはすべて「著作権保護された曲」に該当します。
Musescoreは大手音楽出版社とライセンス契約を結ぶことで、これらの楽曲を合法的に掲載しています。その契約条件として、「楽譜データのダウンロードには対価(サブスクリプション登録など)が必要」というルールが設けられているのです。
たとえPRO会員(有料会員)になったとしても、一部の「Official Scores(公式楽譜)」については、さらに追加料金を支払わないと保存できないケースさえあります。「有料会員になれば全て解決」とも限らないのが、今のMusescoreの少しややこしいところですね。
非公式ツールを使う違法性と危険性
検索していると、「Musescore Downloader」や「dl-librescore」といったツールやブラウザ拡張機能を見かけることがあるかもしれません。これらはMusescoreのセキュリティを回避して、無理やりデータを引き抜く非公式なプログラムです。
はっきり言いますが、これらのツールを使用することは絶対におすすめしません。
また、技術的保護手段(アクセスコントロール)を回避して著作物を複製する行為は、日本の著作権法でも違法となる可能性が高いです。「みんな使っているから」という安易な気持ちで手を出すと、取り返しのつかないことになるかもしれません。
楽譜をPDF化して保存する方法の限界
「ダウンロード機能が使えないなら、画面のスクリーンショットを撮ってPDFにすればいいのでは?」と考える方もいるでしょう。確かに、手間を惜しまなければ全ページをキャプチャして繋ぎ合わせることは物理的には可能です。
しかし、この方法は画質が荒くなりやすく、実際に印刷して演奏しようとすると音符が潰れて読めないことが多々あります。何より、数十ページあるスコアを一枚ずつ撮影して加工するのは膨大な時間がかかります。
コンビニ印刷はアプリの制限で難しい
自宅にプリンターがない場合、「スマホで楽譜を表示して、そのままコンビニで印刷したい」と考えますよね。しかし、Musescoreの公式アプリから直接コンビニのネットプリントへ楽譜データを送ることは、無料会員ではまずできません。
アプリ内で「印刷」や「エクスポート」を選択しても、有料プランへの誘導画面が出るだけです。結局、一度正規の方法でPDFデータを端末に保存しない限り、コンビニのマルチコピー機を利用する段階まで進めないのが現実です。
MP3への変換機能に伴うリスク
楽譜だけでなく、デモ音源としてMP3ファイルが欲しいという需要もあると思います。これも同様に、公式機能としての音声ダウンロードは有料会員向けです。
外部の「MP3変換サイト」を利用する手もありますが、こうしたサイトは広告収入を得るために、誤クリックを誘発するような危険な広告を大量に貼っていることが一般的です。「ダウンロード開始」に見せかけた偽のボタンを押してしまい、怪しいソフトをインストールさせられる事例も後を絶ちません。音源が欲しいだけでPCを危険に晒すのは割に合いません。
Musescoreで楽譜を無料でダウンロードできない時
ここまで読んで「じゃあどうすればいいの?」と途方に暮れている方もいるかもしれません。ここからは、リスクを冒さずに楽譜を手に入れるための、現実的かつ安全な代替案についてお話しします。
無理にMusescoreにこだわるよりも、他のサービスを併用した方が結果的に安く、早く、きれいな楽譜が手に入ることが多いですよ。
無料体験や解約トラブルを避ける方法
もしどうしてもMusescore上の特定の楽譜が必要なら、公式の「7日間無料トライアル(Free Trial)」を利用するのが唯一の正規ルートです。
ただし、ここには大きな落とし穴があります。Musescoreの無料トライアルは、期間終了後に自動的に高額な年間プラン(数千円〜1万円程度)へ移行する設定になっていることが多いのです。
- 登録時にクレジットカード情報の入力が必須です。
- 「月額払い」ではなく「年額一括払い」がデフォルトになっている場合があります。
- Webサイトから登録した場合とアプリから登録した場合で、解約手順が異なります。
「解約し忘れて1年分の料金を請求された」「解約ボタンが見つからない」といったトラブルはSNSでも頻繁に見かけます。もし試すなら、カレンダーにリマインダーをセットし、更新日の24時間前には確実に解約手続きを行う覚悟が必要です。
クラシック以外の楽譜を探すおすすめ手段
J-POPやアニソン、ゲーム音楽を探しているなら、Musescore以外の選択肢に目を向けてみましょう。
例えば、「ぷりんと楽譜」や「Piascore(ピアスコア)」といった日本のサービスは非常に優秀です。これらは1曲数百円からの「買い切り」で購入できるため、Musescoreのように年間サブスクリプションを契約する必要がありません。「この1曲だけ弾きたい」という時には、コストパフォーマンスが圧倒的に良いです。
日本語のサイトで安全に楽譜を入手する
Musescoreは海外のサイトなので、検索機能やサポートが日本語に完全対応していないことがあります。曲名が英語やローマ字で登録されていて見つからないことも多いですよね。
その点、日本の楽譜配信サイトなら、日本語の曲名やアーティスト名でスムーズに検索できます。何より、日本の著作権管理団体(JASRACなど)の許諾を得ている正規のサービスなので、ウイルスや詐欺の心配をせずに安心して利用できます。
オフラインで確実に楽譜を表示させる
練習スタジオやライブ会場など、ネット環境が不安定な場所で楽譜を見たい場合、やはりPDFや画像データとして端末に保存しておくことが不可欠です。
正規に購入した電子楽譜であれば、iPadなどのタブレットに保存して、Piascoreなどの楽譜リーダーアプリで管理することができます。これならオフラインでも確実に表示されますし、譜めくりや書き込みも自由自在です。Musescoreのアプリで「読み込めない!」と焦るストレスからも解放されます。
ヤマハの楽譜プリントなら1曲から購入可
私が個人的に最もおすすめするのは、ヤマハが運営する「ぷりんと楽譜」です。
欲しい楽譜を1曲単位(数百円程度)で購入でき、PDFとしてダウンロードしたり、全国のコンビニで即座に印刷したりすることができます。Musescoreの有料プランにお金を払うよりも、弾きたい曲だけを都度購入する方が、趣味で楽しむ分には経済的で無駄がありません。
Musescoreの楽譜を無料でダウンロードするよりヤマハ
まとめになりますが、Musescoreの楽譜を無料でダウンロードしようとして、怪しいツールに手を出したり、解約トラブルのリスクがある無料トライアルに申し込むのは、正直なところコスパもタイパも悪いです。
著作権が切れた古いクラシック曲なら「IMSLP」などのパブリックドメインサイトを使えば無料で入手できますし、最新のポップスやアニソンなら、ヤマハの「ぷりんと楽譜」などで数百円払ってきれいな楽譜を買うのが、結果的に一番の近道です。安全で質の高い楽譜を手に入れて、純粋に音楽を楽しむ時間を大切にしてくださいね。



コメント