こんにちは。DTM-play、運営者の「DTMtarou」です。
楽譜作成アプリを探しているあなたは、もしかして「手書きの譜面を綺麗に清書したい」や「PCやiPadを使って無料で本格的な楽譜を作ってみたい」と考えているのではないでしょうか。
あるいは、カメラで読み取って自動演奏させたり、Androidスマホで手軽に作曲のメモを残したいという方もいるかもしれませんね。
最近のアプリは本当に進化していて、PDFへの書き出しやスキャン機能も充実していますが、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまうことも多いはずです。この記事では、初心者の方でも自分にぴったりのツールが見つかるよう、機能や選び方をわかりやすく解説していきます。
- 無料で使える高機能なPCソフトから手書き対応のiPadアプリまで網羅的に比較できます
- カメラでのスキャン機能や自動演奏など、便利な最新機能の活用法がわかります
- 初心者にとって楽譜自作がどれくらい大変なのか、その難易度と手間を理解できます
- 時間を節約したい場合に便利な、楽譜購入サイトとの賢い使い分けを知ることができます
おすすめの楽譜作成アプリと選び方
楽譜作成アプリを選ぶときは、まず「どのデバイスで使いたいか」と「何をしたいか」を明確にするのがポイントです。PCでガッツリ作り込みたいのか、タブレットでサラサラ書きたいのかで選択肢は大きく変わってきます。
無料で使えるソフトの特徴
「まずはコストをかけずに始めたい」という方には、間違いなくMuseScore 4をおすすめします。以前は有料ソフトに比べて見劣りする部分もありましたが、最新バージョンではインターフェースが劇的に洗練され、有料ソフト顔負けの機能を備えるようになりました。
最大の特徴は、完全無料でありながらパート数の制限がないことです。オーケストラの総譜のような大規模なスコアでも作成可能ですし、独自の「Muse Sounds」という音源を使えば、再生時の音質も驚くほどリアルです。
MuseScore 4のポイント
無料でここまでできるのかと驚くレベルです。ただし、PCのスペック(性能)がある程度高くないと動作が重くなることがあるので、そこだけ注意が必要ですね。
PC向けの最強ソフトを比較
プロの現場や、より効率的に作業を進めたい場合には、やはり有料のデスクトップ版ソフトウェアが最強の選択肢になります。2025年現在、業界の勢力図は大きく動いています。
| ソフト名 | 価格モデル | 特徴 |
|---|---|---|
| Steinberg Dorico | 買い切り | 現在もっとも開発に勢いがある次世代標準。入力が爆速で直感的。 |
| Avid Sibelius | サブスク | 出版譜の業界標準。レイアウト調整機能が非常に強力。 |
| MuseScore | 無料 | コストパフォーマンス最強。趣味や教育用途ならこれで十分。 |
長年業界を牽引してきた「Finale」が開発終了を発表したことで、多くのユーザーがDoricoへと移行しています。Doricoは「音楽的な文脈」を理解してくれるソフトで、例えば拍子を変えても音符のリズムを自動で再計算してくれるなど、非常に賢い挙動をしてくれます。
手書き対応のiPadアプリ
iPadとApple Pencilを持っているなら、まるで紙に書くような感覚でデジタル楽譜を作ることができます。ここで圧倒的な支持を得ているのがStaffPadです。
StaffPadは、画面に手書きした音符を一瞬で綺麗な活字の楽譜に変換してくれます。認識精度が非常に高く、殴り書きに近いような音符でもしっかりと読み取ってくれるのには感動しますよ。再生音源も非常に豪華で、映画音楽のようなクオリティでプレビューできるのも魅力です。
また、日本企業の河合楽器が開発しているTouch Notationも、手書き入力に特化した素晴らしいアプリです。こちらはジェスチャー操作が独特で、慣れると非常にスピーディーに入力できます。
iPhoneやスマホでの操作性
「通勤中や移動中にスマホで楽譜を作りたい」というニーズも多いですが、正直なところ、iPhoneなどのスマホ画面での本格的な楽譜作成は操作性の面でかなりハードルが高いです。
画面が小さいため、細かい音符を正確に配置したり、複雑なレイアウトを調整したりするのはストレスが溜まりがちです。スマホアプリは、あくまで「出先でのアイディアメモ」や「作成した楽譜の閲覧・確認用」として割り切って使うのが良いでしょう。
Androidで作曲は可能か
Androidタブレットやスマホを使っているユーザーにとって、楽譜作成アプリの選択肢はiPadに比べて少ないのが現状です。しかし、諦める必要はありません。
おすすめなのは、Webブラウザ上で動作するFlatのようなクラウド型サービスを利用することです。これならアプリのインストール不要で、PCと同じように作業ができますし、Googleアカウントがあればすぐに始められます。ネイティブアプリとしてはMaestroなどが人気ですが、本格的な作業をするならクラウド型の方が機能制限に引っかかりにくいかなと思います。
楽譜作成アプリの便利な機能と活用法
楽譜作成アプリは、単に「音符を並べる」だけでなく、練習や学習をサポートする便利な機能がたくさん搭載されています。これらを使いこなすことで、音楽生活がより豊かになりますよ。
カメラで楽譜を読み取りスキャン
「手元にある紙の楽譜をデータ化したい」という時に便利なのが、カメラを使ったスキャン(OMR)機能です。例えば、PlayScore 2やSheet Music Scannerといったアプリが有名です。
スキャン精度の限界
非常に便利な機能ですが、100%完璧に読み取れることは稀です。特に手書きの譜面や、画質の悪いコピー譜だと認識ミスが多発します。「読み取った後に手動で修正する作業」が必ず発生すると考えておいた方が無難です。
自動演奏で音を確認する方法
楽譜作成アプリの最大のメリットは、書いた音符をその場ですぐに音として確認できる点です。「この和音、実際に鳴らすとどんな響きかな?」と思った時に、再生ボタンを押すだけですぐに答え合わせができます。
特にピアノが弾けないボーカリストや、管楽器奏者の方がアレンジをする際に、全体のハーモニーを確認するツールとして非常に強力です。テンポを変えて再生すれば、難しいフレーズの耳コピ練習にも使えますね。
作成データをPDFで印刷する手順
作成した楽譜は、最終的にPDF形式でエクスポートして印刷することが多いでしょう。ほとんどのアプリには「エクスポート」や「共有」メニューの中に「PDFとして保存」という項目があります。
コンビニ印刷もカンタン
スマホで作った楽譜をPDFにして、コンビニのネットプリントアプリ経由で印刷すれば、プリンターが家にない方でも綺麗なA4サイズの楽譜が手に入ります。練習スタジオに行く前にサッと印刷できるので便利ですよ。
初心者が自作する難易度と手間
ここまでアプリの魅力を紹介してきましたが、実は「ゼロから楽譜を作る」というのは、初心者の方にとっては想像以上に時間と労力がかかる作業です。
音符や休符の入力ルール、レイアウトの調整、歌詞の入力など、覚えるべき操作がたくさんあります。「1曲分の楽譜を綺麗に仕上げるのに、休日の半日がつぶれてしまった」なんてことも珍しくありません。特に「移調したいだけ」「歌詞付きのメロディ譜が欲しいだけ」という場合、自作はコストパフォーマンス(時間対効果)が悪いこともあります。
楽譜作成アプリと購入サイトの使い分け
もしあなたが「オリジナルの曲を作りたい」「アレンジの勉強をしたい」のであれば、ぜひ楽譜作成アプリを活用してください。苦労して入力する過程そのものが、大きな学びになります。
一方で、「既存のヒット曲を弾きたい」「明日までにきちんとした楽譜が必要」という場合は、無理に自作しようとせず、プロが作成した楽譜を購入するのが賢い選択です。
例えば、「もしもピアノが弾けたなら」楽譜を無料で探す方法の記事でも触れていますが、ヤマハが運営する「ぷりんと楽譜」などのサイトでは、1曲数百円から、プロが浄書した正確で美しい楽譜をすぐにダウンロード購入できます。
私の使い分けルール
- オリジナル曲・学習用:MuseScoreやDoricoで自作
- 既存曲のコピー・演奏用:楽譜配信サイトで購入して時短
楽譜作成アプリは素晴らしいツールですが、目的によっては「買う」という選択肢も持っておくと、より快適に音楽を楽しめるかなと思います。



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